【Office 365】ブラウザ版のOutlook on the Web(旧OWA)で出来ないこと・不便なこと
最終更新日:2017/08/15
Office 365のWEBメール機能をOWA[Outlook Web Access? App?]と呼んでいましたが
いつの間にか「Outlook on the Web」と名称が変わってました。
最近では、わかりやすいようにブラウザ版Outlookって表現したりしています。
最近サポートからの回答の文面に
「Outlook on the Web」って表記があるな~と思っていましたが
2015年8月に名称が正式に変わってたみたいです。
簡単に機能と名称を整理するとこんな感じ。
ブラウザ版のメール機能が「Outlook on the WEB(旧OWA)」
PCインストール版(デスクトップ版)のメール機能が「Outlook2016(2013、2010、2007)」
Outlook on the WEB(旧OWA)で出来ないこと
さて、名称が変わっていた「Outlook on the WEB」ですが
ブラウザ上で動作するので、インストールするデスクトップ版に比べて機能が制限されます。
以下、デスクトップ版と比べて「Outlook on the WEB」が不便だな~と思った機能です。
・アカウント(表示メールボックス)の並び替えが出来ない
・複数の署名が設定できない
・メッセージ(受信メールや送信メールの1通)を「名前を付けて保存」ができない
・作成した「受信トレイのルール」を既存の受信メールに適用できない
※別ファイルとして「.msg / .oft / .txt / .html / .mht」にできません。
・添付ファイルを一括ダウンロードすると、ファイル名が文字化けする
・サブフォルダの並び順が五十音順
・アドレス帳を検索するとき、頭文字からキチンと入力しないと、しっかりと検索されない
・「優先受信トレイ」とか「低優先メール」とか、おせっかい機能がデフォルトで有効
・多くのユーザーに馴染まない、スレッド型の表示形式がデフォルト
※メールを見失ってしまうので、すぐにメッセージ型の表示形式に変更しましょう!
・複数のメールアカウントを追加設定しても、同じメールボックスに受信してしまうので、メッセージの仕訳が大変
・共有アドレスをスマホで確認できない(もしくは、かなり確認しにくい)
※共有アドレスにはパスワードがないため、メーラーにアカウント設定できない。
・共有アドレスが多いと、未読メールを確認するのが大変(検索フォルダーがない!)
・メッセージを一覧表示する階層が、そもそも不要・・・
※共有フォルダも一覧表示の対象なら便利なのに!
・数百件のアドレス帳データのインポートや削除などが、タイムアウトが原因なのか、エラーでうまく処理できないことがほとんど
どうでした?
インストール版のOutlookユーザーから見ると、
「Outlook on the WEB」をメインツールに切り替えて運用するのは不便かもしれません。
これからOffice365の導入を検討されている企業は
これを見た上で、ブラウザ版Outlookの導入を決めてください。
Exchange全般の機能で出来ないこと
グローバルアドレスにCSVで一括インポートできない
※PowerShellを使用することで取り込むことが可能ですが、
初心者には高いハードルだと思います。