【Office 365】邪魔なSkype for BusinessとOnedrive for Businessをアンインストールする唯一の方法。
最終更新日:2017/01/26
Office 365を使用していると、
使用しないアプリケーションが一緒にインストールされて邪魔!
ってケースが多々あると思います。
インストール済みのOfficeから特定のアプリケーションを
パソコンから削除(アンインストール)する手順を説明します。
記事の目次
TechNetのページからOffice展開ツールがダウンロードできるページに移動
Office 365 ProPlus の展開時に一部の Office プログラムを除外する
まずは、読まなくてもいいのですが、Microsoftが提供している情報ページのご紹介。
Microsoft TechNet の上記タイトルのページ(下記URL)から
Office展開ツール(Office 2016バージョン)をクリック
https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/jj219424.aspx
MicrosoftのDownload CenterでOffice展開ツールをダウンロード
続いて、実際の作業に入っていきます。
下記のリンク先は英語のサイトですが
イメージにあるような Office 2016 Deployment Toolの [Download] ボタンをクリックします。
https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=49117
setup.exeとconfigration.xml 2ファイルのダウンロード
[Download] ボタンをクリックすると
setup.exeとconfiguration.xmlという2つのファイルがダウンロードされます。
ダウンロードした2ファイルの配置場所は、
コマンドを実行するときに階層を移動しないでいいので
あらかじめ下記のような階層の直下に配置するのが便利だと思います。
C:\Users\(ユーザー名)
configuration.xmlを編集
ダウンロードされたファイルのうち、configuration.xmlを編集します。
今回は
プランはOffice 365 Business(もしくはBusiness Premium)で
Skype for Business と Onedrive for Business を
パソコンからアンインストールするケースを想定して、
以下のように編集しています。
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<Configuration> <Add OfficeClientEdition="32" Channel="Current"> <Product ID="O365BusinessRetail"> <Language ID="ja-jp" /> <ExcludeApp ID="Lync" /> <ExcludeApp ID="Groove" /> </Product> </Add> </Configuration> |
“OfficeClientEdition”は32ビット版か64ビット版で、”32″か”64″の2択。
“Product ID”はセットアップするOffice365のプランを指定しています。
Office365 Business/Business Premiumなら”O365BusinessRetail”
Office365 ProPlus/E3/E4/E5なら”O365ProPlusRetail”
※ライセンスがなくてもインストールまではできるようですが、
実際には起動しませんのであしからず。
“ExcludeApp”とは”インストールしないアプリ”って意味。
“Lync”がSkype for Businessで
“Groove”がOnedrive for Businessです。
下記、”ExcludeApp”で指定できるIDの一覧
ID=”Access”
ID=”Excel”
ID=”Groove”
ID=”InfoPath”
ID=”Lync”
ID=”OneDrive”
ID=”OneNote”
ID=”Outlook”
ID=”PowerPoint”
ID=”Publisher”
ID=”SharePointDesigner”
ID=”Visio”
ID=”Word”
コマンドでsetupファイルを実行
次に、Windowsメニューのスタートからコマンドプロントを立ち上げて
下記コマンドを入力して、setupファイルを実行します。
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Setup.exe /configure configuration.xml |
※コマンドプロントの画面イメージとしてはこんな感じになります。
指定したOfficeアプリのアンインストール開始
コマンドでセットアップファイルが実行されると
実際には、指定したアプリがアンインストールされるのではなく
configuration.xml の ”ExcludeApp” で指定したアプリケーションを除いた
Officeが再インストールされます。
上記画面が表示されて、アンインストールしているはずのに、インストールしている!
・・・なんて焦らないでください。
インターネット回線の速度に依存しますが
20~30分ほど待ちます。
以上で作業完了です。
実際にインストールされているすべてのプログラムを確認してみてください。
キレイさっぱり、
Skype for Business と Onedrive for Business がなくなっているはずです。