Google Analyticsでメールのリンクからのクリック数をカウントして、メルマガの効果をしっかり測定
最終更新日:2015/12/17
こんにちは、藤田です。
先日、会社帰りの駅ホームでの出来事を紹介します。
ホームを20mほど歩いていると、前を歩いている女性が突然しゃがみました。
びっくりして女性の足元を見ると、なんと1万円札が落ちていたんです。
しゃがんだ女性は何もなかったようにソレを拾って去っていきました。
目の前で行った出来事を思い返すと
あと少し早く会社を出ていれば!と悔しい気持ちになりました。
え?
と、当然、拾ったら警察に届けますよ!
さて、ではなぜ私が1万円を拾えなかったというと
メルマガ(メールマガジン)の効果を測定する方法について調べていたからなんです。
記事の目次
メルマガ(メールマガジン)の効果測定
メルマガの効果測定には「開封率」と「クリック率」の2つがあります。
「開封率」とは
開封率とは、メール配信した相手がメールを開封する割合です。
メールを100通配信して、そのうち20名がメールを読んだ(開封した)とするなら、
開封率は20%となります。
開封率について言及しているサイトをいくつか拝見しましたが
一般的な開封率は5~25%の範囲になるようです。
開封率はメールのタイトル(件名)が最も影響を与えます。
例えば、
メール本文が同じだとして、以下のAとBの件名を配信した場合、
どちらの開封率が高くなると思いますか?
A「お得な情報満載」
B「2月限定!たった5分で5,000円得する情報」
答えは、(たぶん)Bです。
毎日たくさん届く迷惑メールの中に埋もれてしまわないようにしつつ
興味をそそるタイトルにしないといけません。
「開封率」の問題点
開封率を測定するには、HTML形式メールを配信する必要があります。
なぜなら、メール内に埋め込んだ小さな画像スクリプトを読み込ませることによって
メールの開封数をカウントしているからです。
その測定方法には大きな問題点があります。
近年スパム対策などで、
メーラーによってはイメージ(画像)の読み込みをブロックする機能が搭載されています。
ブロック機能によってイメージが読み込まれないと、
例えメールが開封されたとしても開封としてカウントすることができないのです。
「開封率」の測定方法
実際にメールの開封率の測定をする場合、どのように行うのか。
プログラムを組んだりするのはハードルが高いので
基本的には、メルマガ用のアプリケーションを利用します。
「クリック率」とは
クリック率とは、メール配信した相手がメール内に配置されたリンク(URL)をクリックする割合です。
メールを100通配信して、そのうち3名がリンクをクリックしたとするなら
クリック率は3%となります。
一般的なクリック率は1~5%の範囲になるようです。
「クリック率」の測定方法
開封率と異なり、クリック率の測定は
Google Analyticsを利用することで、簡単に行うことができます。
URL生成ツールの設定方法
Google Analytics の「URL生成ツール」で貼り付けるリンクを作成します。
各項目の入力は半角英数を推奨します。
「ウェブサイトの URL」
⇒リンク先のURLを入力します。
「キャンペーンのソース」
⇒メルマガなので”mailmagazine”と入力します。
ホームページの場合はドメイン名かブランド名を入力します。
例)当ブログからのクリックを計測したい場合は”blog.zius.jp”と入力します。
「キャンペーンのメディア」
⇒メールに設置するので”email”と入力します。
ホームページの場合は”referral”と入力します。
バナー広告の場合は”banner”と入力します。
アフィリエイトの場合は”affiliate”と入力します。
クリック広告の場合は”cpc”と入力します。
「キャンペーンのキーワード」(任意)
⇒空欄でOKです。
リスティング広告、スポンサードサーチなどのキーワードに相当する項目です。
私は、Yahoo!広告で利用する場合、
そこに設定している「広告グループ名」を入力するようにしました。
Facebook広告の場合は「広告セット名」を入力しています。
「キャンペーンのコンテンツ」(任意)
⇒空欄でOKですが、
メール(テキストリンク)の場合は”text”と入力します。
ディスプレイ広告(リマーケティング広告)の場合”display”と入力します。
バナー広告の場合は”banner”と入力します。
ボタンリンクの場合は”button”と入力します。
Analyticsで「キャンペーンのコンテンツ」を表示すると、Adwordsの「広告の見出し」が表示されます。
Yahoo!広告のスポンサードサーチでも広告の「タイトル」を設定します。
Facebook広告の場合、広告の「見出し」を設定します。
「キャンペーン名」
⇒商品名やキャンペーン名を入力しますが、
同時期であったり同様の内容のメルマガを複数回送信する場合など、
別々に効果測定する必要がある場合
“abc20150213_001” と “abc20150213_002” や
“abc2015_summer” と “abc2015_winter” など
使用するたびに文字列に変化を加えます。
Yahoo!広告とFacebook広告の場合は、「キャンペーン名」を入力しています。
Google Analyticsでの確認方法
メルマガにURL生成ツールで作成したリンクを貼りつけて送信したら
今度は、Google Analyticsで効果を確認します。
集客 > キャンペーン > すべてのキャンペーン
メルマガ内のリンクがクリックされると、キャンペーンの値としてカウントされます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
これまでメルマガの効果を測定してこなかったひとは、
URL生成ツールでリンクを生成するだけで簡単に効果が測定できるようになるので
是非利用してみてください。